まあお聞き。

最新のニュースやゲーム、動画、本などの話題について、1マスずれた面白い話をお届けします。

クリノクーニングについての6個の注意点

スポンサーリンク

 タイトルに特に意味はない。面倒なのでホッテントリメーカーを使っている。

db.netkeiba.com

 クリノクーニングの話をしよう。
 屋台予想ではまるで触れなかったが、この馬もオルフェーヴル産駒の期待馬である。母父がパラダイスクリークというのが実に良い。洋芝で強そうじゃないか。
 どうしてこの馬が気になったのかというと、2chのまとめサイトにあった札幌2歳Sのスレでよく名前が挙がっていたからだ。

 

umasoku.doorblog.jp

クーニングとカレンの二頭軸でいいんかい?

 のっけからこのレスの抽出だもん。そりゃ注目しますよねというお話。
 で、せっかくこういう記事タイトルになったんだし、クリノクーニングの出世を脅かしそうな馬を6頭挙げてみようかと思う。
 まずはこのレスで触れられている「カレン」からいこう。

db.netkeiba.com

 カレンシリエージョ。カレン冠の牝馬で、シリエージョはイタリア語で「桜」の意味らしい。決して尻ええ女子ではない。
 ハービンジャー産駒、母父Numerous。
 なんだかんだで、ハービンジャーって結構上位の競走に出る馬を出してるな?
 前走は函館の芝1800の未勝利戦。なんと2着のソングオブローランに1.3秒差、8馬身つける大勝を飾った。そら単勝110円しかつかんし、複勝も元返しだわ。7頭立てだし。
 だもんで、実力があるのかないのかイマイチわからない。単勝は10倍前後で決着する感じだろうか。

オルフェワンツーで
アンチ逃亡か

 オルフェーヴル産駒は2頭出てきている。
 クリノクーニングと……。

db.netkeiba.com

 ロックディスタウンだ。
 もう何度かこのブログで触れているが、この馬も大器としての期待が懸かっている。
 オルフェーヴル産駒、母父Storm Cat。うほっ、贅沢ぅ。サンデーレーシングの所有馬で、社台白老ファームの生産馬。半姉にファンタジーSを勝ったタガノエリザベート、クイーンCを勝ったキャットコイン、中央5勝のワンブレスアウェイ。
 何ともまあ、1番人気が見込まれるだけのことはある情報じゃないの。
 ちなみに、祖母はローミンレイチェル。そう、叔父にゼンノロブロイがいるのだ。ごつい血脈だぜ。

ダブルシャープここで勝ったりでもしたら移籍するだろうから石川は道営で乗れなくなる 後は分かるな?

db.netkeiba.com

 2頭いる道営馬のうちの1頭。3走前にもう1頭のミスマンマミーアには0.9秒差で快勝しており、2走前に負けた相手が栄冠賞馬のサザンヴィグラス。そして、前走は中央のクローバー賞を6番人気ながら勝利。
 ベーカバド産駒、母父アグネスタキオン。ついにBMSタキオンから大物が現れたかもしれない。ベーカバドの仔ってのがまた面白い。
 なおメジロの血脈が強いため、母メジロルーシュバーの半兄には天皇賞馬のメジロブライトや朝日杯馬のメジロベイリーがいたりする。血統表がかなりロマン。そうか、グランディオーソも近親になるのか。
 前走下したタワーオブロンドンもかなり強そうな馬。となると、この馬にもJRAの重賞ゲット、そして中央へ……という道筋が見えてくるか。

クリノ、カレン、ディバイン

db.netkeiba.com

 そして、ディバインブリーズの名前が出てきた。ルーラーシップ産駒で、母父はMore Than Ready。デビューから4戦ルメールが乗って、3着2着2着2着と師匠化の兆候を見せてきたところで、乗り替わったモレイラが連闘作から勝たせた。6月からの3ヶ月で5戦して、さらに中1週で札幌2歳Sに参戦。どんな狂気だ。
 ちなみに、この馬を負かしたリープフラウミルヒはクローバー賞に進んで2番人気に支持され、先行して伸びずにダブルシャープから0.7秒差の5着に終わっている。
 この事実をどう見るか?
 善戦馬はどこに行っても善戦馬という状態が出てくるのか?
 結構気になる馬ではある。

シスターフラッグの迫力が二歳時のゴルシを思い出すんだよなー
あとカレン、ファストは強いね

 残り2頭はここから見ていこう。

db.netkeiba.com

 こちらもルーラーシップ産駒。母父は……えっ、スパイキュール? また面白いところが出てきたな。父親含めて考えても、洋芝適性は結構なものがある気がする。
 デビュー戦で手綱を取った岩田が今回も乗ってきた。前走は後ろから差し切る競馬だったが、今回はどういう戦い方を見せてくるだろうか。何しろ1番枠を引いたので、「岩田のイン突き」が見られるかもしれない。
 母母のポイントフラッグという名前を見て「ピン!」と来た方。すばらしい感性だ。そう、あのゴールドシップの半姉が、母ミラクルフラッグなのである。
 フジキセキ、ゴールドアリュール、ティンバーカントリー、スパイキュールと来てからのステイゴールド。母父メジロマックイーンと合わさって、すごい馬が生まれた。
 そんな叔父の力が、この牝馬にも伝わっているだろうか?

db.netkeiba.com

 ファストアプローチは藤沢和雄厩舎の所属で山本英俊オーナーの所有でノーザンファームの生産馬という、よく見てきた気がする黄金トリオ。Dawn Approach産駒、母父Marju。府中でのデビュー戦こそ3番人気ながら4着と不調に終わったが、札幌での未勝利戦は早めに動いて2着に5馬身つけて快勝した。
 デビュー戦は戸崎、前走はティータン、そして今回は蛯名が乗る。なんだかんだでオークスとダービーを両獲りしていった藤沢厩舎。悲願達成ではあったのだが、やはりビッグレースで強い要素なのだなと感じた。
 蛯名は今年の勝数がさっぱり伸びていないが、それでも重賞を2勝しているあたりはさすがだ。ここらで良い、若いお手馬を手に入れて、再度の飛翔を目指していることだろう。

www.keibalab.jp

 そんな6頭を挙げたところで、この記事の主役であるクリノクーニングの話題に戻ろう。こちらは競馬ラボの記事。函館でレコード勝ちしたように、洋芝適性の高さを感じているのが須貝先生の談話。北村浩平(懐かしいな)調教助手と北村友一騎手のコメントも載っている。
 ちなみに、北村友一騎手は今年好調で、連対率は2割を超えている。重賞もシャイニングレイのCBC賞とジューヌエコールの函館スプリントSで制しているし、大器の上昇気流に乗るなら今かもしれない。

クリーニング、新馬の調教ではめちゃくちゃ良かったのに、今回は真逆。さて、これはどうする

 こんな情報もあるから、怖いのも確かではあるが……。