熊本県で派遣社員をやるのは案外悪くないよ
非正規雇用の時代の到来
派遣社員。
まぁ、正社員に比べて給料が安いとか、その割に仕事は正社員並みに降ってくるとか、負の側面ばかりが強調されますね。
雇用的にも「派遣さん」は派遣先の会社にとってのよそ者なので、疎外感は否めない部分も……。
でも、そういう短所って、意外と長所にも早変わりするものなんです。
ちょっと並べてみます?
・人間関係の煩わしさが軽減される
・契約外の業務についての圧力が少ない
・残業をあまりしなくて良い状況が多い
・期限を区切った契約のため見切りをつけやすい
これまで社会人としてのキャリアの半分を派遣社員として歩んできましたが、こういうメリットがあります。
もちろん、デメリットにもなるのは先に挙げた通りですね。
派遣社員における最大のメリット
派遣社員における向き不向き、さらに追加でメリットとデメリットを知りたい方は、上述のサイトを見ていただければと思います。
中でも一番大きいのは「自分の時間が作りやすい」ところじゃないですかね。
今や労働市場は20年前30年前とは比較にならないくらい流動的になりました。
ひとつの大企業に終身雇用で、こつこつ昇給と昇格を待つなんて働き方は、すっかり陳腐化して過去の遺物になりつつあります。
「じゃあ、一生ハケンをやるのかい?」
「冗談じゃねぇよ」
派遣社員はあくまで一過性のもの。
自分のスキルで最低限の金を稼ぐ選択肢……と、私は思っています。
精密機械や人工知能の労働分野への進出はめざましく、単純作業はあっという間に彼らのものになっていくでしょう。
今存在している職種の多くは取って代わられ、「つぶしの利かない元職人」になりかねません。
そのためにも人間にしかできないスキルを構築し、可能なら副業も始めて収入の分散化を図る。これが派遣社員である間は容易になります。正社員ってのはその点でがんじがらめ。残業含みで仕事しなきゃいけなくて、家に帰ったらもう疲労困憊って感じですからね。
熊本県で働かない?
というわけで。
その派遣社員をやる候補として、私が今も住んでいる熊本県を推薦するわけです。
大きな理由はここで生まれ育ったからというのが大きいですが、他にもいくつかありますよ。
1.新幹線で大阪まで1本で出られる(博多乗り換えなら東京まで射程圏)
2.家賃が安い物件が揃っている
3.水が地下水を使用していて全国有数のおいしさ
4.大きな地震が起きて余震期間も過ぎつつあるので逆に安全
住むにも働くにも良い条件が並べられるわけです。
ただし、アルバイトはおすすめしません。かなり安いです。
他方で県中央から東部にかけては工場なども多く、派遣の選択肢も広がるわけですね。
これは福岡とはまた違った魅力です。
熊本県に強い派遣会社
ここからは熊本で使える主な派遣会社を紹介します。
基本は全国展開している有名どころですが、地場の派遣はそこにしかない案件を扱っていることも多いので、それぞれ目を通していただければ幸い。
テンプスタッフ
全国区の派遣会社であるテンプスタッフ。
時期にもよりますが、だいたい100件前後の案件を抱えています。
安定感は抜群ですね。
スタッフサービス
こちらも全国区のスタッフサービス。
熊本での案件数はトップクラスかも?
この記事作成時点で500件弱が登録されています。
アソウ・ヒューマニーセンター
あの麻生元首相の弟がグループの会長を務める麻生グループの人材派遣会社。
福岡が本部なだけあり、熊本の案件にも強いところを見せています。
総合プラント
熊本に本社を持つ派遣会社、総合プラント。
軽作業から事務まで幅広く取り揃え、600件以上の案件を抱えています。
ホットスタッフ
こちらの本社は名古屋ですが、熊本の案件にも強いですね。
大津町を中心とした工場の軽作業が多くなっています。
アビリティ
熊本が地場である人材派遣のアビリティ。
熊本の全域から案件を集めているのが特徴と言えるでしょう。
アヴェイル
西日本で強い企業のアヴェイルも熊本に本社を置いています。
製造職や検査職が多数。事務職もあります。
ひとつの選択としての地方における派遣社員
給与の絶対量という意味では、東京や大阪の方が上回ります。
編集職やライター職などで募集が掛かるのも、これは大都市圏ばかりになりますね。
そうした職が希望の場合は、どうしても熊本のような地方での就職というのは薦められません。
裏を返せば、基本職で収入を得つつ夢を追う、副業を構築するといった選択肢を取った時、地方での派遣社員というのは魅力的な選択肢になります。
もちろん、大幅な昇給もなければ、賞与だって無いところがほとんどです。
それでも日々の生活ですり減らさず、大いなる野望を達成したいというのなら……。
ご一考の価値はあるかと存じますよ。