【英語】あえてカタカナ英語を使うという選択
カタカナ英語で単語を制することはできるか?
ふと思ったことがある。
いきなりだが、「species」という単語をご存知だろうか?
動物などの「種」を表す英単語だ。
そんでもって、もう一つ。
「スピーシーズ 種の起源」というSFホラー映画をご存知だろうか?
私は知っていた。
そして、「species=種」だと知った時、これは単語記憶に使えるのではないかと思った。
もちろん、「スピーシーズ」はカタカナ英語である。実際の発音とも違うだろう。
だが、単語力を増やすという目的に沿った場合、これほど適した方法もないのではないか……。
競馬好きだからこそカタカナ英語に強い
私が言いたいことは、表題の通りだ。
競走馬の名前には外国語がふんだんに使われている。
例えば、「アサカディフィート」。これは冠名のアサカと英単語のディフィート(defeat)から来ている。打ち破る、打ち負かすという意味だ。
さらには「エフハリスト」なんて名前もあった。文字を変えると「Συχαριστο」になる。ギリシャ語で「ありがとう」の意味だ。
おお、すごいぞ。
競馬式に直すと、世界の言語が勉強できるじゃないか!
つまり、競馬的なカタカナ語にして、かつスピーシーズのように二つ名というか副題型にすれば、単語力増強に役立つのだ。
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amazonでカタカナ英語で検索すると、結構な量の書籍がヒットした。
今でこそ「ネイティブに通じないカタカナ英語は害悪」「つづりもわからなくなるカタカナ英語」などと言われているが、本当にそうだろうか?
animalを「エニモー」ではなく「アニマル」と呼ぶことは、一定の妥当性があるのではないだろうか?
国際言語には訛りがあるのが普通である。
我々のような日本人は、「日本訛り」を恐れずに踏み出すことも必要なのではないだろうか。
ここはひとつやってみようじゃないか
ambiguousという単語がある。「曖昧な」という意味の形容詞だ。
カタカナに直したら「アンビギュアス」になるだろうか。いかにもお馬さんにいそうな感じになった。
そう、例えば、中央競馬の1000万下で頑張っているイメージ。
なので、さらに紐付けを行うと……。
「曖昧模糊の末脚 アンビギュアス」
なんて殿堂馬みたいな呼び方をすることもできるだろう。
「アンビギュアス その曖昧な存在」
みたいな格調高めの映画的タイトルでもいけるはずだ。
ほら、もう貴方はアンビギュアスを忘れない。
たとえambiguousというつづりを忘れたとしても、だ。
そもそも、英語のつづりというのは外国語由来のものもあって、かなり難しいのが多めなのだ。
イングランドサッカーのプレミアリーグをレスターが制した時、アメリカではつづりが話題になったという。
何しろレスターのつづりは「Leicester」だ。なんと発音しろっていうんだ。
英語力に乏しい私なんて、普通に「レイセスター」や「リーセスター」と呼びそうになる。
だから、私は日本人的に英単語の学習を続行したいと思う。
たとえ「クライム」でcrimeとclimbの区別がつかなかったとしても、「無理なく進められる学習」という観点を維持するのは重要である。
語彙がなければ、「ネイティブの発音に近づけない」なんて悩みにも至らない。
まずは勝負できる土台を作ろうじゃないか。たとえ二度手間に終わるとしても、何もやらないよりはよほど良い。