まあお聞き。

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【東方】第14回博麗神社例大祭に参加する小説サークルの情報を調べた【2017年5月7日】

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まえがき

 表題の通りである。

 前回は2016年冬コミ(コミックマーケット91)で同種の記事を作ったが、今回は例大祭版である。

www.mariyatsu.com

 が、前回は何でもかんでも紹介した結果、3万字というユーザーフレンドリーからかけ離れた記事になってしまった。

 よって、今回は少々シェイプアップして臨みたい。

http://www.thtenshouki.info/rts14_thnovels/

 元となる情報はこのサイトを使用する。

 私が所属するサークルの主催が作成したまとめページであり、面白い試みとして紹介するものだ。

 では、一つ一つ見ていくとしようか。

 なお、本記事の情報は「2017年5月1日正午ごろ」のデータを採用している。

「うちも出るよ!」ということがあれば、Twitterでお知らせいただきたい。余裕があれば対応させていただく所存だ。

(その対応の結果、上にあるリストにないサークルも追加されることがある)

 

サークル参加情報

H-16b 胡玉書厨

けね×もこがイチャイチャしたり、えー×てるがイチャイチャしたりてる×もこがバトッたりと4人の関係性を描いたSSです。

 永夜抄勢によるイチャイチャ&バトル。

 ざっくり言ってしまうと、新刊「今雨後夜~儚~」はそういう内容になるようだ。

https://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=62623081

 pixivにはサンプルがあった。……キャプションに。

 まさか「続きを見る」を押したらぐわっと出て来るとは思わなんだ。

 読む。かなりのカップリング力を感じる。思わずにやぁっと表情が崩れてしまう。いいね。

http://www.geocities.co.jp/Bookend-Kenji/8181/

 ちなみに、こちらのホームページを参照したところ、地底の読心裁判で頒布された既刊「今雨後夜~神~」というのもあるようだ。

小町が映姫様と阿求が現世にいるせいで人手不足なのを嘆いたり、華扇たんと元ネタつながりの芳香との関係を話したりとかそんなSSです。

 さとり&映姫のオンリーなだけあって、内容もそれに近いらしい。

https://www.melonbooks.co.jp/detail/detail.php?product_id=184082

 だが、こちらのサークルの代表作はこの「東方Project非公式DataBook2016」になりそうだ。

 すげえバイタリティだ! さらには「艦隊これくしょん非公式DataBook2016」も発刊しているようで、こちらも気になる。

 行動力の高さはTwitterのプロフィールにも表れている。

今後は4/2名華祭→4/16げんま→5/3新潟祭→5/7例大祭→5/28川崎造船→6/11紅魔祭→7/16~17金沢祭→7/30神居祭→8/11夏コミ→9/3コミトレ→9/18酉京都→9/23砲雷撃戦の予定

「こみっくパーティー」でもこんなハードローテじゃなかったよ! すごいな、「胡玉書厨」と代表の「胡玉」氏!

 

H-27a アトリエ=ダルサラーム

twitter.com

マリアリが大好きな皆様、例大祭はアイコンのジムが目印のH27-a・アトリエ=ダルサラームへ是非!

 主催の「タナバン」氏のアイコン話なのだが……怒られることを承知でツッコミたい。

 このジム、ケルゲレンとか1ダース単位で落とせそうだよ! もはやスーパージムだよ!

 はい、東方の話に戻る。

 マリアリというだけあって、新刊「シン・チク~魔法使いの御家事情」は魔理沙とアリスが主役の物語だ。

http://atelierdarussalam.blog24.fc2.com/blog-entry-121.html

 公式ブログによれば、概要は以下の通り。

新刊は、魔理沙とアリスが異変で失った家を再建しながらも、人がそこに住む事、生きる事を考えたりする百合でコメディでパロディで微量のシリアスを含む、どっかで見た様なタイトルを関したドキュメンタリーSS

 シン・ゴジラの他にも結構なパロディネタが期待できそうだ。

 しかし、やられたと思っていることがある。

 そうなのだ。爆発するのは紅魔館だけじゃないし、炎上するのは鈴奈庵だけではないのだ。

 他の幻想少女たちの家がなくなっても良かったのだ!

 ああ! 失敗した! さっさと地霊殿を欠陥建築にしておくべきだった!

 また、既刊「東方Projectカレー合同 東の方の幻想咖喱奇譚」も少数ながら持参されるとのこと。これも面白そうだ。

http://www.toranoana.jp/mailorder/article/04/0030/46/69/040030466984.html

 とらのあなでも在庫僅少ながら販売されていた(2017年5月1日現在)。

 さて、最後なのだが、このサークル名がずっと引っかかっていた。

 ダルサラーム? タンザニアの首都? いや、あれはダルエスサラームだし……。

 そう思って検索に突っ込んで気づく。そうだ、ブルネイ・ダルサラーム国だ! 石油王ムーブ待ったなし!

 ちなみに、ダルサラームとは「平和な土地」を意味するらしい。タナバン氏も正式名はタルバン=ダルサラームのようだから、何かしら思い入れがあるのではなかろうか。

 もちろん、これは私という一個人の勝手な思い込みであるため、全く違う由来があるかもしれないので悪しからず。

 

H-28b 一支國幻想同好会

twitter.com

本文は過去最高の358ページ。頒布価格は1000円を予定しています。内容も全年齢向けなので、どなたでも手に取って頂いて大丈夫です。

 新刊「盤面の北極星」はなんと358ページ! 大作である。

 また、「北極星」と書いて「ポラリス」と読むらしい。これは21世紀の人類にとっての北極星の名前である。

https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=8106048

 Pixivに本文のサンプルがあった。

前半が拙作の「君よ、幸いの人であれ」、後半が相方のアインの「これから私たちが見る夢の話をしよう」の内容になります。
当日はH28b、一支國幻想同好会へ是非お立ち寄りください。

 とあるので、358ページが丸々1つの長編というわけではないのだろう。

 これなら手が伸びやすくなる方もいるのではないか。(世の中には大長編ジャンキーも存在するが、基本的に絶滅危惧種である)

 一部のサンプルとはいえ5000字近くを掲載してくれているので、読み応えがある。

 ふむん……続きが気になる。フックを掛けられてしまった。情景描写も丁寧で、見習いたい。

 こうなると、既刊も気になる。

また、既刊レイマリ介護本「Daydream Believers」も少数ですが持ち込む予定です。

 だって、「レイマリ介護本」ですよ、奥さん。気にならないわけがないじゃありませんか。

 何しろ、ここでも小さな謎が提示されているのだ。寿命ネタは概ね片方が人間になる。蓬莱人が関わっていない限りは、であるが。

 しかるに、レイマリというからには霊夢と魔理沙なのだろう。下手すると老々介護になりかねない。

 ああ、霊夢と魔理沙がどっちも介護されてるパターンもあるか。興味は尽きない。

 

H-30a 青南風

(2017/05/03 追記)

 新刊は「~東方自転車娘~ 復活のM」。

 概要に「魔理沙が手に入れた新しい自転車とは?」とあるので、このMはもちろん魔理沙だろう。

 まさか魔理沙な上にマゾなんてことはあるまい。

 東方自転車娘シリーズはこれで5冊目。

 今回の例大祭には他に「魔理沙のジロ・ディ・紅魔館」「八雲紫の今昔自転車物語」「零を継ぐもの」の既刊3冊が持ち込まれるとのこと。

 紅魔館はイタリアだったんや……。言われてみれば、レミリアはパスタ食ってそうである。赤いのあるし。

 前回の記事でも取り上げた「開催! 博麗神社放生会」と「博麗神社より愛を込めて」が他の既刊ラインナップ。

https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=7593678

 放生会のサンプルはこれ。

https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=7378716

 零を継ぐもののサンプルはこれだ。

 自転車愛に満ち満ちていて、この抜粋からでもバシバシ伝わってくる!

 東方と自転車という組み合わせはイラスト方面にもなかなかないだろう。独自性は抜群だ。

https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=8118980

 おっと、新刊のサンプルも来ていた。

 そうそう、空を飛べる少女たちが地上を疾走するというところに、「面白み」がある。

 魔理沙はそれを描写するのに格好の題材だろう。

 

H-32a J-UNIT

twitter.com

ADVENT CIRNO 総集編
新書サイズ:276頁!

NEXTシリーズの第3巻!
文庫サイズ:252頁!

 アドチルの登場である。

 新書サイズの総集編と文庫サイズの最新作。この2冊が新刊となる。

初期総集編(下) UPPERからのDIVEで送る後半戦!
正義の味方チルノが、今日も元気に世界を救う!!!

 こちらは総集編の内容。

 天空璋のチルノ(日焼け)登場もあり、今再び波が来ている感がある。

 ここから入ってみるのも良いかもしれない。

謎の人物、物部布都の言葉から始まる世界線を越える大事件。
チルノの正義は・・・

 最新刊はこちら。布都がキーパーソンなのか!

 世界線を越えるというのはまた大きく出てきた。既刊も持ち込まれていたなら、新シリーズだけでもまとめて買うという道が生まれてくるだろう。

 例大祭の本筋からは外れてしまうが……。

http://junit.blog118.fc2.com/

 公式ブログの最新記事(2017年4月27日)。まさかのバーチャルボーイ修理。

 あの赤い悪魔がよみがえる!

 ジャンク品で購入したものを直して使えるようにしてしまうなんて、恐ろしい子!

といっても、言いたいことをツイッターでいっちゃう世の中だから、
なんにも書くことないのよね。
もう誰もブログなんて書いてない世の中。
存在意義はあるのかね~。

 こうやって柱の陰から見つめることだってありますよ、邪悪な瞳でね……。

 

H-35b ああああ東方ミステリィサークルイェエエエエェーーイ

twitter.com

例大祭お品書き
おもしろい短編小説 500円
サンシャイン根本Tシャツ 3000円 アイコンヘッダの物 余ったら私のパジャマになります
空前絶後の名刺 たくさん配りたい
当日はH35bにて、「ノケモノ陳列」でお迎えします

 空前絶後のぉ! 超絶怒涛の名前サークルぅ!

 ネタ性を愛し、注目度に愛された男または女ぁ!(2017/05/02更新:男ぉだった!)

 古畑任三郎っぽいレイアウトの短編小説、代表である「サンシャイン根本」氏のTシャツ、まさかの名刺配布、すべての同人活動の生みの親ぁ!

 そう、彼または彼女こそはぁ!(2017/05/02更新:彼だった!)

 サンシャイン! 根! (ボコォ!) 本! イェエエエエェーーイ!

 ……たぶん、こういう紹介で間違ってはいないと思う。アプローチはこれで正しかったはずだ。

 というわけで、新刊は「真犯人レミリア・スカーレットの事件簿」。

 えっ、真犯人!?

 犯人だった! すげぇ犯人だった!

真犯人のレミリアが華麗な推理で犯人を当てに行きます
探偵役は、「うちの神さん(かみさん)がね……」が口癖の、ロサンぜルス市警のコロンボ警部ではなくて、霊夢さん
死に役はチルノさん

 \しんだ/

 すげぇ、ツッコミどころしかねぇ!

 上記のモーメントには新刊のサンプルも掲載されている。

 サンプル3行目で「レミリアは当主の座を追われた」でもう無理。強い。やられた。

自分のサークルの正式名称が分からなくて毎回困ってます
いえーいの部分はイェエエエエェーーイが正解らしいです

 いろいろ全力で振り切ってるな!

 

H-43b 病誰

twitter.com

来週の例大祭、持ちこむのは冬コミと同じになります
イベント名・配置だけ更新したのをあげますね

 とあるように、今回は3種類の既刊を持ち込まれるもよう。

 それぞれ「メイドと司書と小さな悪魔」「半獣は不老不死の生き様を綴る」「不動の知識は紅い悪魔と対峙する」。

 ページ数は充実の216ページ、292ページ、200ページとなっている。

 それぞれ内容がわかるキャプションが掲載されているため、適宜確認のこと。

 ……うん、シリアスかと思っていたんだ。「不動の知識は紅い悪魔と対峙する」。たぶん間違ってはいないと思う。

 でも、「キマシタワー!」というセリフが抜粋されているのだ。どういうこっちゃ! どういうこっちゃ!

 もしかしたら、すごいシリアスな流れでそのセリフが飛び出てくるのかもしれない。

 

H-49a 読本屋金魚堂

twitter.com

H49a 「読本屋金魚堂」にてミスティア・ローレライ中心の小説本を出します。既刊の豪族本も持っていく予定です。よろしくお願いします。

 ミスティアの小説本「闇に消えた歌声」が新刊となる。

夜雀とは何か
ミスティア・ローレライとは一体何者なのか

 ということで、彼女のアイデンティティそのものを掘り下げる内容になっているようだ。

 考えてみるに、確かに面白い素材である。

 アホっぽいかと思えば、そうでもない。毎日を怠惰に過ごすわけでもなく、屋台などを経営していたりする。

 屋台だけならチルノもかき氷屋をやっていたりするが、東方世界において「店を開く」イメージは彼女が強く保持している。

 そんな彼女の深淵に迫る内容だとしたら、これは楽しみだ。

https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=7340814

 既刊「怨霊少女は眠れない」のサンプルはこちら。

 前回の冬コミ記事でもお伝えした通り、豪族組の連作短編だ。

 しかし、博麗神社ってのはいろんなところに抜け道を作られるもんである。

 

H-56b 新屋四季

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小説短編集です。風神録の少女たちを語り部に、あの頃とは山の様子も変わったなぁという話が10本入り。

 風神録の10周年ということで、同作品の登場人物を中心とした短編集が新刊の「風神録文奉 杜歳」。

 そうなんだよなあ。風から10年なんだよなあ。驚きである。早苗さんが登場して10年経つのだ。

 27歳の東風谷早苗とかいうパワーワードだって使えてしまう。

https://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=62639154

 サンプルはこちら。

 神奈子視点の物語というのは新鮮に映る。

 これが短編の中の1つなので、他もそれぞれ一人称なのだろうか。(三人称の可能性も充分にある)

 読み応えのありそうな仕上がりだ。

既刊は小鈴ちゃんのホラーとか、こころちゃん&こいしちゃんの殴り合いとか、オススメだよー。品書きにない既刊も若干数あり。

 既刊「もののけのあはれ」と「ファタモルガーナの娘」がそれぞれ該当するようだ。

 こころ&こいしの殴り合いとは心惹かれる。新書版の302ページとボリュームも満点。

 品書きにない既刊は前回の冬コミ記事でもお伝えした「スミレコ宇佐見の待望」あたりになるだろうか。

 気になる方は前回記事もご参照のこと。

 

I-01b 兵士機動中...

twitter.com

 ロング・ノヴェルにて連載中の「楽園の確率」が書籍版となって登場。

http://longnovel.com/touhou/touhou007/

 同作品の連載アドレスは上記。

賀茂川を遡り庵に着いた橋姫と綱は、そこで唐突な悲劇に見舞われる。
一方の清明達は、鞍馬山より降り立った『護法鬼神』と相まみえ――

 歴史上の人物たちと濃厚なコンツェルトを奏でる同作。

 こちらは「楽園の確率 ~ Paradise Shift.」(こちらが正式名称)の第2章、失われたはしのあらすじになるか。

 時代背景は概ねわかっていただけるものと思う。

 私の百言より、確かな一見の方が効果が高いだろう。

 興味が湧いたら、ぜひロング・ノヴェル連載版を読んでみた方がいい。

 その上でなら、書籍版も手に入れたくなろうものだ。

 

I-05a 四季堂本舗

 新刊は「パルスィ警察二十四時」。

 二次創作だとスカーレット姉妹が警察役をやっていることが多いが、パルスィとは意外なところを突いてきた印象。

 ……と思ったが、中身を見たら違った。同時に、なるほどと納得する。

https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=8111655

 こちらで全編を公開している。

 そう、なんと地霊殿警察だったのだ! マジか!

「お燐。私ね、パルスィをパルシィっていう人を逮捕する仕事しようと思うの」
「さとり様が御乱心したぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

 何しろ入りがこれである。さとりは壊れる時はとことん壊れる。

 そして、苦労するのは大体お燐でもある。5ボスはそういうものなのかもしれない。

 もっとも、突然ぽんこつ化しやすいのも5ボスではあるが。

 

I-08a とび爆ぜっ

twitter.com

ヤマメ×リグルな「東方×ギリシャ神話な怪獣映画『風』百合小説」第二弾です。

 ヤマメとリグル!

 病を操る土蜘蛛と虫の姫君。取り合わせが良い割にあまり見ない組み合わせだったが、ここでざざんと登場してきた。

https://www.melonbooks.co.jp/detail/detail.php?product_id=217381

 メロンブックスの委託ページ。

 ここによれば、「妖怪の為の神社を始めたヤマメとリグルのお話です」とわかりやすい概要。

 信仰で他のキャラたちに殴りかかってきたか……。

 しかも、ギリシャ神話である。面白いギミックが詰まっていそうだ。

https://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=62624395

 pixivにも新刊サンプルあり。

 章題がそれぞれ「飛びかかる山のギガース」「タルタロスの蛍火」「夏のホーラは纏わりつく」「蟲喰いのメーティス」「蟲の知らせはエオスと共に」となっていて、濃厚なギリシャ神話成分を感じる。

 これは一つの神話の物語なのかもしれない。さながら幻想神話と言うべきか。

 

I-13a 桜スタンプ

twitter.com

桜スタンプはI13aにて新刊「フィアーハートは月夜にふるえる」を頒布します。赤蛮奇と鈴瑚が人里で異変解決に挑みます。

 赤蛮奇と鈴瑚!

 すごいところで攻めてきた。2ボス繋がりではあるが、それ以上の接点を感じにくいペアだ。

 だからこそ、描き甲斐があるというのはあるかもしれない。

 特に、この2人は何かと活動範囲を広げやすい。

 一方で、協力させるためには何らかの仕掛けが必要になってくるだろう。

 そこで作家性が出てくるし、手腕が試されることにもなりそうだ。

 

I-16b 有金肉

 魔理沙と菫子がメインの新刊が「惜夜に輝く」。文庫で224ページなら、なかなかのものだ。

 サンプルには華仙や鈴奈庵の名前が見える。

 書籍世界を幅広く取り入れている一方、守矢神社の分社などの細かな設定も網羅している。

 こういう時、菫子というカードは非常に貴重だ。

 何も知らないために、読者が物語に入っていくための「取っ掛かり」を作ってくれる。

 現実の無知は悲惨な未来を予感させるが、物語における無知は時に情報の牽引役にもなるということだろう。

http://blog.livedoor.jp/rakkoblog/archives/15098303.html

 公式ブログの当該記事はこちら。

私が創作活動を始めようと思ったきっかけのもので、執筆におよそ一年かかりました(書いてない期間の方が長い)
個人的にはやりたいことをほぼ全部詰め込んだので満足のいくものができました。
一年間あっためてたネタなので、やっと世に出せると思うととても嬉しいです

 ほう……秘蔵っ子の蔵出しモノ!

 それを完成させたというのはすばらしい。

 私など最近根気がないから、4000字くらいでダレてしまう。

 きっかけになったネタをしっかりと書ききったことで、次への自信にも繋がるだろう。

 

I-17a 一言芳恩社

twitter.com

再録する上で、誤字脱字の訂正や一部表現の変更、後半部分の大幅な加筆、書き下ろしなどがあります。

 新刊の1冊目は「奇跡は起こすよ、何度でも」。

 東方創想話が初出の作品になる。

http://coolier.dip.jp/sosowa/ssw_l/208/1444490791

 実際に、上記の通りに掲載中。

 ただし、誤字脱字の訂正に加えて大幅加筆があるとのことであり、また書き下ろし部分もあるようなので、気に入ったら書籍を手に入れる選択肢は大いに有りだろう。

https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=7949695

 pixivに本文サンプルあり。早苗と菫子の物語となる。

早苗と菫子から始まり「彼女達」へと続く『秘封倶楽部』の物語に刮目せよ!

 宇佐見菫子という少女は「救済」されるために存在する。

 そんな感想が出てきた。早苗は言うまでもなく神である。

 菫子はそうした神威の導きがあって、新しい世界への扉を開くのだ。

人並み以上の才覚を持つ彼女は、けれど人並みに想い悩む。そんな時、彼女のもとに霍青娥と名乗る女性が現れて……?

 新刊はもう一冊あって、それが「末路の先」。神子と青娥の物語になるようだ。

 他にも既刊「悪夢ではなく、現実ではなく」「いつまでも、どこまでも」が持ち込まれる様子。

 秘封倶楽部への愛が伝わってくる。

 

I-23a 花鳥楓月

twitter.com

あちら側に迷い込んだメリーが、蓮子と電話をする話です。他にもプリズムリバー三姉妹の過去作「Dear My Lyra.」も収録しています。

 新刊は「声はこんなにも近くに」。引用からもわかる通り、秘封倶楽部だ。

 上記モーメントにサンプル有り。

 どことなく歌うような表現が入っているのが特徴として感じる。

 音階を感じさせる、とも言い換えることができよう。

 プリズムリバー作品を同時に収載するにはちょうどいい感じだ。

https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=7518185

 そのプリズムリバー作品「Dear My Lyra.」はpixivで公開されている。

 こちらでより作風を掴んで、共鳴するかどうかを確かめるといいだろう。

 

I-27b あっちこっち研究所

蓮子とメリーが幻想や常識と非常識についてあれこれ話し合う内容です。

 幻想と常識と非常識。二項対立ではなく三項相克になりそうなあたりが面白い。

 pixivにはサンプルがあったのだが……。

 そのサンプルページへの誘導としてイラストの方もあったのだが、そこにこんな記述があった。

サンプルの第2章は「クォークとホログラフィー原理で考える常識と非常識」というテーマになっています。科学と幻想の奇妙な一致を広い心でお楽しみください!

 ど、どういうことなの?

 思わず身を乗り出してしまう。理系マインドがない私にはあまりにも高級すぎた。

 幻想を科学するのか、科学が幻想に入るのか。

https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=8104314

 サンプルはここ。

第1章とはほとんど独立しているので片方だけ読んでも大丈夫です。

 ということなので、色彩の違った討論を楽しめることだろう。

 クォーク、グルーオン、プラズマ……うーむ。

 

I-31b カリニヒタ

twitter.com

 新刊は2冊。

 まずは「東方『探しもの』合同 きみが待つとし 今帰り来む」。

 良いセンスだ。表紙も引き込まれる。

 何より合同のテーマが良い。いろいろなことを想起させてくれる。

 別に変なテーマの合同が嫌いってわけじゃない。

 しかし、いつもいつも二郎ばかり食べたいわけでもないのである。

 たまにはこういうすっきりとしたものも食べてみたい。

 もう一冊の新刊は「棘の庵」。

 かつて上巻のみ発行していたため、これを所持している方には割引が適用されるとのこと。

http://karinihita.wixsite.com/akarasima-byu-byu/sample

 そして、カリニヒタというサークル名を見ていて、どこかで聞き覚えが……。

 と思ったら、前回冬コミ記事をご参照いただければわかる通り、「東方『嵐の日』合同 あまそそぎ召しませ あからしまのかぜ」を発行したサークルだった。

 道理で琴線に触れるわけである。

 

I-32b 涼来来!

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 サークル名からしてごっつい三国志。

 その通りで、代表の「涼名」氏のプロフィール欄には「東方、四魔貴族、七英雄、FF1~6、三国志、三国志大戦、戦国大戦、まほらば、凋叶棕をこよなく愛する人」という記載があった。

 あれ?

 ロマサガ色とFF色の方が強いかも?

『阿求と二三シリーズ総集編① おかあさんと呼ばれて』を頒布いたします。一巻から三巻までのエピソード+おまけSSといった内容です。

 気にせずモーメントの本題に戻る。

 この二三というのはオリキャラで、阿求との絡みが物語になっている。

https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=7327332

 キャラ設定はこちら。

しかも、極少部数発行の折本にて頒布された『阿求と二三のごく普通の一日』も収録です!

 総集編ではあるが、希少価値の高いものも収録されているようなので、初めて手を伸ばす人にも同サークルファンの方にもおすすめできる一冊になっている。

 

I-41ab 天麩羅ショコラ

twitter.com

幻想郷×ミステリという難解なテーマに、公募で集まっていただいた執筆陣が存分に腕を振るい、総ページ648頁という大変読み応えのある本となりました。

 というわけで、新刊は「東方ミステリ合同『幻想少女の探偵作法』」である。

 レンガ……!

 圧倒的レンガ……!

 648ページは相当なものだ。商業ベースのミステリだって、ここまで来ると数が減ってくる。

 まあ、京極夏彦あたりと比べると穏やかな気持ちになれるだろうが。

 ただ正確には328ページと320ページに分冊されているという。そちらの方が取り回しが良かろう。

 バラ売りなしで2冊セット固定なので注意。

 ……それにしても、この合同は非常に気になる。

 何しろミステリだ。この大テーマをどのように料理したのか? 本格? 社会派? メタ?

 攻め方はいろいろある。さりとて、簡単なことではない。

 上記モーメントには各作品のサンプルが入っているので、じっくり読んでご検討いただきたい。

白衣さん個人誌などの既刊もありますので、そちらも併せてよろしくお願いします。

 とのことなので、既刊をお求めの方も安心だ。

https://www.melonbooks.co.jp/detail/detail.php?product_id=215709

http://www.toranoana.jp/mailorder/article/04/0030/52/85/040030528520.html

 メロンブックスととらのあなの委託ページは上記2つ。

 

I-46a 出藍文庫

 新刊は2冊。

 まずは「東方フランス文学合同『失われた時を求めて』」。

 プルーストを知る人は、このタイトルでもう引き込まれているだろう。私も引き込まれた。

 実はこの合同には作品でこそ参加していないが、わずかに携わらせてもらっている。

 とても良い内容であることは私が保証しよう。

 プルーストやユイスマンスが好きというなら、特におすすめだ。

 もう一冊はコピー本で、「星降る夜になったら」。

 なんと日焼けしたチルノが登場!

 まさかまさかの天空璋ネタである。仕事が早い。

http://stkk7920521.wixsite.com/14rsb-fb

 当日の頒布情報はこちら。

 既刊は「東方文様讀本」「東方随筆合同『移り香』」「手漉き和紙手書き炙り出し糸綴じ和歌集『あらたまの』」。

 もうこのラインナップだけで、「なんちゅうところを攻めるんや……」感が満点である。

 特に「手漉き和紙手書き炙り出し糸綴じ和歌集」なんて、そういうのがあったらなとは思っても実現させようとは思わない。

 こだわりが魂となって固着しているようだ。

 

I-49a チートイ12000

twitter.com

 このサークル名いいよね……。

 というわけで、私の所属サークルとはよくコラボする方である。

ネカマとチャH、対人戦は遊びじゃない、色恋沙汰は破滅の胎動。そんな生々しいネトゲの世界に生きる霊夢のお話です。

「ネトゲ廃人と化した霊夢が、ネトゲの様々な暗黒面を体験する小説(R-18)」

 どうだい、この内容。闇しか感じないだろう?

 実際に読ませてもらったが、本当に暗黒である。

 MMOの光と影を存分にぶち込んだ感がある。

 しかも、光も黒い光だ。

 結果、R-18指定になってしまった。なんてこった。

https://www.melonbooks.co.jp/detail/detail.php?product_id=212579

 メロンブックスでも委託取扱。

 もちろん18禁なので、そこに引っかからない方に手に取っていただきたい。

 ネトゲって、面白いけど怖いのね……。

 

I-51a NYN

twitter.com

魔理沙とアリスの眠りに満ちた恋模様を綴った短編小説の総集編。

 表題作の「添い寝」以外にも、「睡眠障害」など4編が書き下ろしとして収録されている。

 また、他の収載作も「微睡み」「睡魔」と、なるほど眠りが共通テーマとして通底している。

 この雰囲気、いいねえ。たまらないねえ。

 そこから既刊情報に目をやって、おやと思う。

 どこかで見たことがあるのだ。ということは、前回の記事に……あったあった、答えがあった。

 新刊「戀月」は「大正女学生マリアリの小説本」とのこと。大正女学生マリアリってかなりのパワーワードではなかろうか。すごい引き込まれるものがあるぞ。

 と、自分で書いていた。

 この時のサークル名は「生命遊戯団」だったが、変わったということだろうか。

 前回も感じたことだが、とても良いセンスだと思うのだ。

 読んでみたいという欲求をそそられる。

 既刊は「戀月」の他に「Triumviri」「正直者と嘘吐き」「我欲の由縁、その芳にて」「Love Deyd」と5種類。

https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=8021799

 こちらは新刊のサンプルだが、他に既刊のサンプルも過去作としてpixivに登録されている。

 さて、このサンプルは「睡眠障害」だ。まるまる一本を公開している形となる。

 いいよねえ。このタイトル、いいよねえ!

 眠れなくなった。此処じゃ、駄目だ。今じゃ、駄目だ。何時、何処でなら。

 これが冒頭一行。引き込まれる。好み。

 混濁する意識。それを文章にするのは大変だっただろう。

これが私の集大成。

 キャプションにこう載せているのもよくわかる。入魂の作だ。

 

J-01a 東方天翔記CPUダービー処

twitter.com

 私が所属するサークルである。

 今回の新刊は3冊。書き下ろし有りの総集編と私の個人誌2冊だ。

例大祭14発刊予定でした、「小説 鍵山雛の野望 拾参」ですが、
絵師様多忙により、表紙及び挿絵が間に合わないため、発刊を見合わせることが決定いたしました。

 本当はこのサークルのメインコンテンツである鍵山雛の野望の小説版最新刊も加わるはずだったのだが、この通りイラストが間に合わなかったために秋以降の発刊となる。

http://www.thtenshouki.info/events/rts14/

 3冊の概要はこちらの特設サイトをご覧いただきたい。

 総集編は「総集編 東方一斗缶 ~ マスズレツーリストへようこそ」。

 個人誌は「真里谷短編集2 咲夜の次元」と「史上最大の厄神」になる。

 全部サンプルをpixivにアップしているし、メロンブックス専売で委託もしている。

 が、ここにそれぞれのアドレスを載せるとどんどん増えていくので、上記特設サイトにてあらすじともどもご確認いただきたい。

 

J-02a ぱぷりかそーす

本作はふたなり百合エロの短編集3つで構成されています

小傘×早苗・アリス×霊夢・咲夜×美鈴

 これでR-18じゃなかったらヒトラー総統だってペンを投げる。

 なので、ちゃんとR-18である。よい子は回れ右。やらしい子は寄っといで。

 気になるのが表紙にもなっている小傘と早苗。

 どっちに生えているんだろうか?

 さでずむ的には早苗に生えているのがよくあるが、なんとなく小傘についているような気もする。

 両方?

 もしかして両方?

 と、ドレミーばりに詰め寄ることになるだろう。

http://yurieka.blog.fc2.com/blog-entry-141.html

 おっと、公式ブログに情報があった。

・私はあなたの者―小傘×早苗―
小傘は早苗に「私をあたなの物にして欲しい」と告白をする。
けれど、早苗は小傘のことを“物”ではなく“者”として愛したい。
気弱な小傘が意地悪な早苗に頑張って告白する子供っぽい百合アダルト小説。

・Your Voice
恥ずかしがり屋なアリスは自分の本音や恥ずかしいことを人形に言わせてしまう。
霊夢はアリスの美しい声を腹話術ではなく、本人の口から聞きたいのに。
しかし、色々と拗らせてしまったアリスには霊夢に言えない秘密を持っており……
自分の声に出せない思いを偲んだ、アリスの変態的百合小説。

・恋い焦がれない恋
年頃の咲夜は年頃に恋愛というものをしてみたくなる。
しかし、いざやってみようと思っても気になる異性はいない。
一番頼りやすい美鈴に自分の恋人役を頼んでみるのだが。
恋い焦がれない、火傷をしないように恋愛を試してみる純愛系百合官能小説。

  3つそれぞれの恋があり、愛がある……アリス変態じゃん!

 まあ、アリスはこじらせているからこそアリスなのかもしれない。

 魔法使いなんてみんなこじらせてるんだよ。魔法使いだからね!

www.pixiv.net

「私はあなたの者」の本文サンプルはこちら。

 重ね重ねだが、R-18である。

 また、一作まるまる公開なので、「いったいどっちに生えてるのさ!」という命題にも答えが明かされている。

 これでグッとかビーンとかきたら、他2作を確かめるためにも手に入れるしかない……!

 

Q-33a せーてんのへきれき

  小悪魔が増えたー!

 そんなこんなで、新刊は「白岩姫と七人のこぁと」。「白雪姫と七人のこびと」から持ってきたにしても、まさかこぁを分裂させる方針で来るとは……。

 七人のこぁの表情を見るにつけ、「七人のナナ」を思い出す。

 もちろん、それを意識している可能性はある。

 え、実は「七人の侍」?

 まさかぁ……とも言い切れないのが東方関連である。侮れないぞ。

http://cgi-games.com/esupi2/2017rei.html

 特設サイトはこちら。

 ここから本文サンプルを読むこともできる。

 というか、新聞記事風のこれ!

 やばい! 真相が知りたい! うまいプロモーションだ!

「そうか、そう来たか」

 こう唸らざるを得ないフックの強さである。実際に問題は解決されるのだろうか?

https://www.melonbooks.co.jp/detail/detail.php?product_id=216761

http://www.toranoana.jp/mailorder/article/04/0030/53/02/040030530251.html

 なお、メロンブックスととらのあなにも委託がある。

 

U-19b うみねこパレット

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 新刊は「エニグマ探訪」。エニグマは暗号名として知られるが、本来の意味は「謎」である。

 表紙にもいる小傘が謎を訪ねる内容になるのかもしれない。

https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=8075662&mode=text#1

 pixivにサンプルあり。

 小傘の情緒が色彩豊かに描かれている。

 多々良小傘という少女は実に不思議な魅力がある。

 シリアスもコメディもいけるし、オッドアイがすんなり受け入れられる雰囲気を持つ。

 そういう意味では彼女の存在こそが最大の「エニグマ」だ。

 本作はそうした彼女の魅力を掘り下げ、掘り起こしてくれるだろう。

 

こ-28b カンストパラメータ

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カンストパラメータでは、スペース『こ-28b』にてイラスト本『彩~irodori~』と同時に、SS本『紅い決意と黒い感情』を頒布致します。

 SS本とイラスト本の取り合わせ、結構あるもんだなあ。

「紅い決意と黒い感情」は魔理沙メインに霊夢が絡んでくる内容になるだろうか。

「彩~irodori~」はアリスと上海人形が表紙。こちらは上記モーメントにメイキングの様子を記したページがサンプルとして掲出されている。

 ……そういや、上海や蓬莱を主人公にしたSSって線もありなのか。

 

し-42a う^3

  再販新刊。文章のブラッシュアップとエピローグの追加が行われている。

 ラストが書き直されるということは、かなりの変化になるだろう。

http://proboha.blog95.fc2.com/blog-entry-26.html

 公式ブログはこちら。

 サンプルもこちらで読むことができる。

 いわゆる一つの姫うどん。永琳がやきもきしそうな内容だ。

 ちなみに、前回の冬コミ記事では「ラビットは草の根がお好き」シリーズを発刊されていた。

 今回もそれらの持ち込みがあるかもしれない。

 また、サークル名が前回は「うのさんじょう」だったが、今回は「う^3」に変わっている。

 おそらく読み方は変わらないだろう。

 ついつい顔文字に見えてしまうが……。

 

特別枠

H-48a すずだんご

 まとめサイトへの登録はなかったが、紹介させていただく。

 というのも、前回の記事の分ということで、「幻想郷に、〒ができました。 -心が読める程度の手紙篇-」をいただいたのだ。

 この内容、ギミックがそれぞれとてもハートフルで良かった。

 そうした恩に応えるため、勝手に載せたものである。

 例大祭に関する情報はまだアップされていないのだが……。

  こちらの既刊などが持ち込まれるかもしれない。

https://sdbook-09.tumblr.com/

 上記特設サイトからはサンプルに遷移することができる。

 ぜひ確かめていただければ幸いだ。

(2017/05/02 追記)

 例大祭新刊があった。〒シリーズの最新作という形になるようだ。

あ、あと、これ続編と見せかけて続編じゃないからね! これ単体でも読めるし、もし何なら前作にあたる心が読める手紙の手紙篇も全文特設サイト(https://genpos.tumblr.com/)で読めるからね!!(おめめぐるぐる)

 とのことなので、前作とは独立した短編となる。

 また、前作も今作もWeb上で全文が公開されている。

https://sdbook-10.tumblr.com/

 今作の特設サイトは上記。

 今回もキャラクターの特性を存分に活かした内容だ。

 

あとがき

 漫画に比べて何かと陰に押しやられがちな小説だが、どっこい、ファンブックという意味合いにおいては決して負けてはいない。

 ほとばしる情熱が吹き出た先が漫画やイラストではなく、文章だけだったというだけの話である。

 ここで紹介したサークル以外にも、力作がわんさとやってくるだろう。

 文字だからこそ表現できた、というか表れてしまった、愛の結実をぜひご堪能いただきたい。

 ……結局、この記事も15000字を超えてしまった。引用があるから、実際に書いた字数はそれ以上に少ないが。