2016年12月22日[有馬記念＆中山大障害＆阪神C＆ホープフルS＆金土日中央競馬メイン＆日曜中央競馬最終R](前売)＆木曜地方競馬メイン＆住之江トライアル2予想

前回のおさらい

　連休前の更新は本日が最後となる。持病の悪化のため、クリスマス連休は実家で養生する。しんどいのはしんどいから嫌いだ。

　ゴールドカップ。3着5着7着。トキノエクセレントか、そうか……。2年前のさきたま杯2着馬は伊達ではなかった。ナガラキコウシはこのレベルだと、あの位置取りじゃきついのかな。テムジンは大井で見直したい。

　名古屋12R。1着出走取消2着。出た馬はちゃんと上位に来たのでよしとする。たまには自分を認めてあげることも重要である。馬複250円の馬単320円のガチガチでも、だ。

　園田10R。3着4着2着。えっ、ナムラバクサイが逃げ切るの？　逃げられる馬はこれがあるから強い。1:31:0という勝ちタイムは、指名した3頭なら良馬場だろうと充分に切れるタイムなのだ。しかし、ペース駆けしてしまえば、そうそう捉えられなくなる。これは笹田のファインプレーでもあるだろう。逃げ馬の怖さを改めて感じた。

　高知11R。2着6着3着。赤岡の単勝が17倍つくという珍しい状況。2走前の走りは信頼せねばだった。

　千葉8R。1着5着2着。2連複BOXでもワイドBOXでもプラス。上手く予想ができたということにしておこう。欲を言うと保科まで当てたかったが。

　千葉9R。2着4着6着。へいへーい、2連複どころかワイドも外れてるぞぉ！　野口は拾いたかったし、田中は指名すべきだった。情感に流されて予想を乱してはいけない。

　千葉12R。1着2着6着。最後の一席は小林でした。2枠複から3連単まで1番人気での決着。これではどうしようもないが、当てたかったのも事実。

　住之江11R。1着6着4着。おっとぉー、リスクを計算できていないアホが一人登場～。1-4-6の決着は三連単で2,140円。安いな。さすがに辻と白井ということか。

　住之江12R。1着4着5着。内枠3艇を買ってれば当たるほど、競艇は単純じゃない。それはわかるのだが、予想の取っ掛かりが少ない。どうにかして当てる技術を身に着けねば……。

日曜中山10R 有馬記念

◎マルターズアポジー
○ミッキークイーン
▲サトノダイヤモンド

　マルターズアポジー。昨年は3連勝馬がここを制した。ならば今年もやってやれ。絢爛たる騎手たちの中で、何だか浮いている武士沢騎乗。今年はまだ10勝だ！　それで有馬記念を勝ったら結構すごいぞ。ゴスホークケン産駒、母父Old Trieste。どう考えても裏街道のローテから栄光を掴め。逃げるは恥だが役に立つ！

　ミッキークイーン。昨年のジャパンカップでは8着に敗北といえども、着差は0.3秒差。どれだけスムーズに競馬できたかの差でしかない。今年も0.0秒差、0.4秒差、0.2秒差と惜しいレースが続く。騎乗停止から帰ってきた浜中とともに、グランプリの誉を戴け。ディープインパクト産駒、母父Gold Away。ここまで3着を外したのは昨年のジャパンカップのみだ！

　サトノダイヤモンド。秋のサトノ冠の快進撃はこの馬から始まった。ディープインパクト産駒、母父Orpen。ダービーだってタイム差なしの2着。そこから神戸新聞杯、菊花賞と連勝。この有馬に向けて目標を絞ってきた。池江厩舎渾身の3頭出しの筆頭格。生涯成績に未だ馬券外はなし。最優秀3歳牡馬の輝きを得るため、堂々進撃！

　ここからは来たらごめんなさい枠。選ばなかった中から気になる馬をチョイス。

　キタサンブラック。またお前は最内枠か！　ブラックタイド産駒、母父サクラバクシンオー。どうひっくり返しても天皇賞(春)なんて勝てそうにないのに、逃げて競り勝つ超タフネス。これがディープの兄に隠されたギアだったのか？　今回はマルターズアポジーがいるぞ。鈴をつけられてからが勝負だ！

　ゴールドアクター。今年も充分活躍してはいるけれど、G1で馬券になれていない。気づいてみればG2・3勝。そろそろG1ももう一度勝ちたい！　スクリーンヒーロー産駒のすごいやつはモーリスだけじゃないんだぞ。母父キョウワアリシバでものすごいのは俺だけだ！　そんなきみの、ちょっといいとこ見てみたい。

　サウンズオブアース。主な勝ち鞍ははなみずき賞。何だよ全戦績が2-8-1-8って。逆にすごいわ。重賞2着回数ではステイゴールドと並ぶ7回。適度に届かない上がりなのが何だか悲しいぞ！　ネオユニヴァース産駒、母父Dixieland Band。優秀な母父の代名詞だ。おう香港に行った方が良い気もするが、まだまだ国内で稼ぐのか！

　サトノノブレス。池江厩舎の人気薄の方。ディープインパクト産駒、母父トニービン。G1では菊花賞2着以外は掲示板が遠すぎる。G3ではすごく強くて、G2ではそこそこ強い。あれっ、これって単に実力が足りないだけでは……。いやいや、そうと決まったわけではない。シュミノーがやってくれるかもしれないよ？

　デニムアンドルビー。これまたディープインパクト産駒、母父キングカメハメハ。かつての牝馬クラシックの主役も、あと一歩でG1に手が届かず。というか3年前のローズS以来勝ち星なしなんか。つくづくジェンティルドンナやラブリーデイを追い詰めた大駆けで勝ちきれなかったのが悔やまれる。長期休養明けの叩き2戦目。どこまで良化する6歳馬？

　シュヴァルグラン。ハーツクライ産駒、母父Machiavellian。大魔神佐々木の所有馬。アルゼンチン共和国杯を制した。ジャパンカップでも3着に入った。それでも足りないものがある。狙うはG1の頂。天皇賞でもジャパンカップでもキタサンブラックに跳ね返されたが、今度こそ……。ただし、中山は初めてだ！

　アルバート。アルゼンチン共和国杯では2着。ステイヤーズSは連覇達成。アドマイヤドン産駒の母父ダンスインザダーク。タフなレースになれば、この馬の出番だ。キタサンとマルターズが潰し合うレベルでぶっ飛ばしたら、戸崎に操られてスイスイ伸びてくるぞ！　G1では足りないなんてもう言わせない！

　マリアライト。ディープインパクト産駒、母父エルコンドルパサー。昨年の有馬記念も12番人気ながら4着。さらに、今年の宝塚記念も8番人気ながら快勝。これが最後の現役レース。全成績で7着以下が一度もないのは見上げたもの。大外16番枠。気性の繊細な競走馬にとって、概ね最後に入るここは有利とも言うが、果たして……？

金曜中山10R 中山大障害

◎オジュウチョウサン
○サンレイデューク
▲マキオボーラー

　オジュウチョウサン。障害界の完全制覇に向けて、いざ出陣！　ステイゴールド産駒、母父シンボリクリスエス。チョウサン冠の出世頭。強敵を打ち倒し、いざ天下統一へ！

　サンレイデューク。復帰初戦の前走は6着。それでも力は錆びついていないらしい。距離延長は大歓迎。デュランダル産駒、母父Cozzene。短距離血統が障害で強いところを見せてやるのだ。

　マキオボーラー。前走東京ハイジャンプでは逃げて2着。オジュウチョウサンから0.2秒差なら立派なもの。昨年は逃げられず7.7秒差の大敗北を喫したが、今年こそは……。

　アップトゥデイト。ご存知ディフェンディングチャンピオン。果たして力は健在か？　来たらごめんなさいの切り枠。実績の厚みを思い知らされてしまうのか。

土曜阪神11R 阪神カップ

◎グランシルク
○エイシンスパルタン
▲ロサギガンティア

　グランシルク。上がり馬のステイゴールド産駒、母父Dynaformer。お忘れかもしれませんが、昨年のNHKマイルCでは1番人気でした。常に過剰人気と戦ってきたこの馬にとって、ミッキーアイルという強敵がいる舞台はむしろプラス。2走前に負けた相手は有馬の出走馬マルターズアポジー。ならば、ここでだって戦えるさ。

　エイシンスパルタン。Zensational産駒、母父Mutakddim。ZensationalはアメリカのオールウェザーでG1・3勝。まあ、いかにもエイシンのマル外って感じだわな。京王杯SC、スワンSと続けてサトノアラジンにしてやられ、京阪杯ではネロに突き放された。それでも全戦績6-2-2-3は強さの証。岩田に今年の中央初重賞をラストウィークで！

　ロサギガンティア。お忘れかもしれませんが、昨年の覇者でございます。フジキセキ産駒、母父Big Shuffle。1400に限れば、しっかり走っている。というか、短距離路線に絞った方が良いのでは。復活の藤沢厩舎の勢いに乗り、連覇めがけて突っ走れ。鞍上の田辺は今年83勝……えっ、マジで、岩田より勝ってんじゃん！

　ミッキーアイル。来たらごめんなさい枠。まあ、強いよね。定量戦ということで、ここでもハンデなしで戦える。2016年は良い都市だった。ホント、2014年秋から2015年の不調は何だったのか。無理して脚質変換しようとしたから？　ゲーム的に言えば、鍋底型だったから？　よくわからないが、今は違う。ここでも本命視されるだろう。

日曜中山9R ホープフルS

◎マイネルスフェーン
○レイデオロ
▲アドマイヤウイナー

　誰だ、ホープレスSなんて言ったのは。これでもG1昇格を目指してるんやぞ。ともあれ、このレースの勝ち馬からごついところを取るやつがブンブン出てほしいところではある。

　マイネルスフェーン。積みも積んだりキャリア6戦。ようやく未勝利を脱出することが出来た。頑なに1800と2000を使ってきたあたり、ステイゴールド産駒らしく距離が長い方が良いという判断があったのだろう。実際、小さい着順でまとまっている。2歳戦のマイネルは一等怖い。その格言を今こそ思い知らせてやるのだ。

　レイデオロ。好調な藤沢厩舎が送り込んできた素質馬。キングカメハメハ産駒、母父シンボリクリスエス。新馬戦、葉牡丹賞と連勝してきた実力は本物だろう。しかも、いずれも0.2秒差。僅差ではない余裕を感じさせる。鞍上も新馬戦から引き続きルメールを確保。このレースの大本命か。

　アドマイヤウイナー。何でウィナーじゃなくてウイナーなんだろう？　そんなワークフォース産駒、母父ダンスインザダーク。ちなみにこのワークフォース、2017年からはアイルランドで供用されるそうな。話を戻して、アドマイヤ。札幌2歳Sでも3着しているし、実力はあるだろう。岩田からデムーロへの乗り替わり。重賞奪取なるか？

　コスモス。来たらごめんなさい枠。本当に英ダービーに登録しちゃった□地。フリオーソ産駒の母父ゴールドアリュールなんて、どう見てもダート馬な気がするけど……。総帥がやれるっていうんだからやれるんだろう。事実、柴田大知はマイネルじゃなくてこちらコスモスに乗っているわけだし。宇宙的な強さは発揮されるのか？

金曜中山11R グレイトフルS

◎レイズアスピリット
○ハッピーモーメント
▲バイガエシ

　レイズアスピリット。前走同コースの九十九里特別を勝ってきた。キングヘイロー産駒、母父エルコンドルパサー。戸崎が続けて乗ってくれるのは心強いし、最近は着順も安定してきている。昇級初戦だが、良いパフォーマンスを見せてくれるのではないだろうか。

　ハッピーモーメント。角居厩舎所属というのが強み。ディープインパクト産駒、母父トニービン。近3走から考えても、ある程度は前目につけて粘り込みたい。その点は引き続き手綱を取る津村がよくわかっているだろう。

　バイガエシ。今年7勝しかしていない作田厩舎の馬なのに、なぜか妙に人気する。名前のせいか？　それともデムーロのせいか？　でも函館記念の時は藤岡佑だしなぁ。ジャングルポケット産駒、母父ダンスインザダーク。いかにも長い方が走りそうな血統。実際、昨年の神戸新聞杯では8番人気4着。それ以来の長距離戦だ。期待しよう。

金曜阪神11R 六甲アイランドS

◎テラノヴァ
○ウインムート
▲オーヴィレール

　テラノヴァ。川田に乗り替わって3戦目。1戦目2戦目はそれぞれ2着1着と安定している。ヴィクトワールピサ産駒、母エアトゥーレ、母父トニービン。良血だ。昇級初戦の割に人気しそうだが、阪神実績もあるだけに、ここは中心視されて当然だろう。

　ウインムート。菱田が乗った4戦は2勝を含めてオール掲示板。ロージズインメイ産駒、母父マイネルラヴ。もちろん生産はコスモビューファーム。洋芝専用機かと思いきや、前走は京都芝1400で9番人気5着だし、4走前の今回と同コースの出石特別では逃げ粘って2着になっている。今回の同型はルグランフリソンくらいか。自分の形で行ければ。

　オーヴィレール。阪神芝1400では8番人気1着と10番人気3着。おいしいところを持ってきている。近走実績が良いため、さすがに今回は人気するか。それでも買いたい力の持ち主。シンボリクリスエス産駒、母父クロフネ。前でも後ろでも競馬できるし、得意なコースだ。頭まで来てもおかしくないぞ。

土曜中山11R 師走S

◎グレンツェント
○ドリームキラリ
▲ブラゾンドゥリス

　グレンツェント。いや、力が違うだろう……。ハンデ戦とはいえ、重賞馬が56kgはおいしい。3歳馬なのを加味しても、実質58kgだ。充分に戦える範囲である。ここまで新馬戦以外はすべて複勝圏内。その新馬戦にしたって5着だから、オール掲示板継続中である。ユニコーンS3着、レパードS1着、みやこS2着。さあ、賞金を積みに行こう。

　ドリームキラリ。武蔵野Sでは逃げられなかったものの、前々で10番人気5着。タガノトネールからは0.8秒差だった。黛にとっては絶対に手放したくないお手馬だろう。Giant's Causeway産駒、母父Gone Westのマル外。今回はハッキリと同型という馬がいない。逃げて強い馬は芝以上にダートで正義になる。攻めの競馬で一撃を。

　ブラゾンドゥリス。こちらは武蔵野Sで結果を出せなかったノボジャック産駒、母父マヤノトップガン。実は結構な堅実派で、14戦して5-4-2-3。ただ鞍上がテン乗りの丹内。どう出るかだが……。前走の福島民友C2着を加味しても、さほど人気しないだろう。穴に一考といったところである。

　ミュゼエイリアン。番外。来たらごめんなさい枠。何でお前がここにいるんだ。これまでの競馬を貫くなら、ドリームキラリと同じ逃げ型になるが。砂を被るのを嫌がるなら、競合覚悟で前に行くかもしれない。横山典だし。スクリーンヒーロー産駒、母父エルコンドルパサー。ダートでも何とかしてしまいそうではある。

日曜阪神11R カウントダウンS

◎アドマイヤキズナ
○ザトゥルーエアー
▲ショウナンバーキン

　アドマイヤキズナ。デビューした当初から「キズナのパチモノ」と言われたかわいそうな馬。お前、バカにすんな。今までの成績はすべて4着以内なんだぞ。その4着も一回しかないし。ハービンジャー産駒、母父シンボリクリスエス。今回は有馬にデムーロが行っているため、シュタルケへの乗り替わり。昇級しても強いところを。

　ザトゥルーエアー。菱田とは一度コンビを組んでいて、6番人気の2着と好走している。メイショウサムソン産駒というのが嬉しい。もちろんとばかりに、管理も栗東の高橋厩舎である。8ヶ月の休み明けとなるのが不安材料。ただ近走はすべて4着以内と安定していたし、前走は1番人気4着と実力は確かなので……仕上がり次第。

　ショウナンバーキン。昨年のこのレースで3着。きみ、すっかり1600万下の主になってしまったね。そんな6歳馬のハンデは52kg。これも昨年と同じ。とはいえ、昨年の修学院Sは3着だったが、今年の同レースでは2着。あれ、じゃあ、こっちでも2着になっちゃう？　鞍上は引き続き松若。手は合っていそうだ。

日曜中山12R ハッピーエンドC

◎ナンヨーアミーコ
○ゼットフーリ
▲サフィロス

　有馬でオケラになった人がさらに散財するレース。たまにバッドエンドCとか呼ばれる。

　ナンヨーアミーコ。宗像厩舎なのに相談役のお手馬。勝春じゃないのか……。ハービンジャー産駒、母父サンデーサイレンス。昇級初戦となった前走も2番人気2着。中山では二度走って3着1着のため、そちらの適性も問題なし。いずれも1200戦だったが、他のコースで1400をたっぷり走っているため、良しとしておこう。

　ゼットフーリ。新潟の1000直で16番人気3着とかいう買い目絞り型の3連党に大打撃を与えた馬。こうして、人は総流しに頼るようになる。それがさらなる出血の始まりとも知らずに……。2015年秋から今年の夏まで絶不調だったが、なぜか突然走り出した。前走が福島1200の牝馬限定の勝ち上がり。人気しないだろうけど、こういうタイプは怖いよ？

　サフィロス。4走前にはOP特別で1番人気になっていたような馬が1000万下に決定的エントリーだ！　2年前のカンナSの勝ち馬。そこから走ったり走らなかったりして、今回は11ヶ月の休み明け。鞍上は引き続きルメール。人気先行タイプではあるが、切りづらい。そんなタイプ。キャロットFなのも過剰人気に拍車をかけていくぞ。

日曜阪神12R 2016ファイナルS

◎エイシンバッケン
○スマートアヴァロン
▲スーサンジョイ

　正真正銘、2016年中央競馬最後のレース。スプリント路線とマイル路線。それぞれ集まるダート1400という舞台が、馬券野郎どもの種銭を根こそぎ奪っていく。

　エイシンバッケン。誰だ、ヨハネスブルグ産駒は成長力がなくて、3歳には失速するなんて言った奴。めちゃめちゃ覚醒してるじゃねーか。そんなヨハネスブルグ産駒、母父シンボリクリスエス。藤森S、オータムリーフSと連勝中。さらにOP特別の勝利をかっさらうことができるか。藤岡康はテン乗りだが、この馬、乗り替わり初戦でやたら走るぞ。

　スマートアヴァロン。エイシンバッケンには藤森Sで2着と後塵を拝している。サウスヴィグラス産駒、母父スキャターザゴールド。ここまで7着以下がない堅実タイプ。昇級初戦ではあるが、ここでも優等生的な走り方をしてくれるだろう。鞍上は前走に引き続き川田。川田の連対率が3割あるような時代になりました。

　スーサンジョイ。昨年京都ダート1400で4連勝を飾った馬。でも、阪神ダート1400でも1着歴がある。左回りも走れないことはないが、右回りの方が良さそうだ。そんな中、霜月Sで7番人気3着したのは状態の良さもあるだろう。しかも、タイム差なしだ。右回りダート1400、ついでに斤量も1kg減る。鞍上は主戦の和田。さあ、本番だ。

浦和10R ファイナルドリーム特別

◎チャコリ
○サチノマリアージュ
▲ジュンサザンクロス

　チャコリ。外枠だろうが後ろになろうが競馬のできる自在型。10頭立ての大外なら、この馬の持ち味が最大限に発揮されるだろう。浦和で5-6-3-7の戦績も立派なものだ。

　サチノマリアージュ。浦和で好走して他で凡走するのが最近のローテーションなサウスヴィグラス産駒。浦和で2-2-1-3という戦績が物語る船橋馬である。引き続き石崎駿が乗るし、買いだろう。

　ジュンサザンクロス。本日の逃げ馬枠。浦和1400で逃げるのが最も性に合っていそうだ。4走前には同コースで1.9秒差という笑えてしまう勝利を飾っている。グロシュラライトやミキノブルーグラスといった同型の存在は気がかりも、ハナさえ取れれば何とかなる。頑張ってテンのダッシュを決めてほしい。

名古屋11R ウインタースプリントオープン

◎ヴェリテ
○コスモナーダム
▲ゴールドブラザー

　ヴェリテ。逃げれば強いという名古屋向きの馬。ただし、逃げられないと脆い。これもまた逃げ馬の宿命か。柿原が乗って10-0-0-4という成績がかなりのお察しください具合である。1400のダッシュ対決ということで、ハナノパレードにやられたら惨憺たることになる。気合を入れて逃げてほしい。

　コスモナーダム。名古屋で15-6-2-2、岡部とのコンビで7-4-1-0という超堅実派。2走前はヴェリテに0.8差をつけられて敗戦。名古屋で快調に逃げる馬を捕まえるのは難しい。一方で、そんな逃げられながらも2着を死守するあたりがこの馬の強さでもある。あ、前走？　カツゲキキトキトはちょっと別枠なんで……。

　ゴールドブラザー。北海道、笠松、中央、名古屋と歩んできたタイムバラドックス産駒。名古屋に転入後は800から1800まで幅広く走った割に、すべて4着以内に収めている。地力の高さを示していると言えるだろう。戸部とのコンビでは3-0-2-2。さらに名古屋1400では1-0-2-0なので、ここも良い着順が期待できそうだ。

園田9R オッズパーク杯・冬の陣

◎トウケイアロー
○ブリヤン
▲アサクサセーラ

　園田特有の1870戦。魅力的な馬が揃っているから困る。

　トウケイアロー。園田で8-0-1-1。中央再転入前は破竹の7連勝を記録していたりもする。園田再転入後はこれが4戦目。前走でようやく強いところを見せることができた。戦績から言っても、もっとやれるはずだ。

　ブリヤン。逃げ馬枠。前々で小さい着順を取ってくるタイプは非常に厄介。特にここ3戦は好調で、3走前から2着1着3着となっている。園田での戦績は6-5-2-4。大山とのコンビは3回目だが、果たしてどうなるか。

　アサクサセーラ。西日本ダービーの3着馬。前走は逃げるもトウケイアローらに差されて4着。今回はどのへんで競馬をするのだろうか。木村とのコンビでは2-2-1-3。トウケイアローや転入初戦のビーチブレイブなどが人気を吸ってくれれば、この馬らしい競馬をする余地も生まれるのでは。

住之江11R トライアル2

◎菊地 孝平
○瓜生 正義
▲山崎 智也

　相変わらず菊地の平均STはものすごい。しかし、住之江の当地成績が6.80というのは意外な気もする。全国成績が8.23なだけに、乖離が大きい。まあ、このへんは相手関係にもよるのだろう。

　この菊地に瓜生と山崎を加える。3号艇の松井が不気味ではあるが……何とかなるだろう。むしろ何とかして。

住之江12R トライアル2

◎石野 貴之
○篠崎 仁志
▲桐生 順平

　ここも頭は石野で問題ないだろう。というか、全国成績の2連対率70.5%ってなんじゃ。そんなに高かったんか。私が普段から触れていないことがバレバレである。

　篠崎と桐生を加えれば、ちょうど良くなる。1号艇のスジというわけだ。また辻と太田にやられそうな予感もあるが、気にしない。センターが仕事をすれば、外は基本的に用無しのはずなのだ。