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【拡散希望】しゃぶしゃぶ温野菜 DWE Japan レインズインターナショナル コロワイド

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それはフリだろう、しゃぶしゃぶ温野菜

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news.livedoor.com

 夏が過ぎさったというのにとてもホットな話題を提供している「しゃぶしゃぶ温野菜」

 そんなブランド名を「報道してほしくない」とお願いしたという話が出ている。

 

 ははあ……。

 私は直感した。

 これはお笑いで言うところの「フリ」である。

 もっとイジってくれ、という強烈な意思表示である。

 

 しからば、ネットの塵芥に過ぎぬ当サイトとしても、協力を惜しむところではない。

「しゃぶしゃぶ温野菜」というブランドがネットのあちこちにこびりついて取れなくなるくらいまで、拡散せねばならないと思った次第だ。

 この企業がブラックであるかそうであるかの判断は読者の皆様にお任せするとして、本稿では「しゃぶしゃぶ温野菜」がどういう企業形態のもとでブランドを保持しているか、これを見ていきたいと思う。

 

ブラックバイトか、しゃぶしゃぶ温野菜

news.livedoor.com

 訴状によると、学生は2014年5月にアルバイト採用された。10月頃から長時間労働を求められ、2015年4月からは122日間連続で働かされたという。退職を申し出ると、暴言や暴力を振るわれたといい、大学の実習や試験を受けられず、2015年前期の単位をすべて落してしまった。店長夫婦には首を絞められたり、包丁で肩を刺されたりしたこともあるといい、男子学生は千葉県警に告訴状も提出している。

 個人的感想を言上させていただくなら、それはブラックバイトがどうこういう以前に殺人未遂なのではなかろうか。

 しかし、本来は温厚だった店長夫婦が、「しゃぶしゃぶ温野菜」というブランドによって闇堕ちしてしまったという可能性も否めない。組織というもの、熱気というものがいかに強烈であるかは、「ザ・サードウェーブ」と呼ばれた狂気の教育実験を鑑みてみればわかるだろう。

 

 この場合、やはり悪いのは「しゃぶしゃぶ温野菜」ということになるが、「しゃぶしゃぶ温野菜」は1ブランドに過ぎない。なるほど、単なるブランドにこの組織的犯罪の責任を押し付けるのは酷であり、また問題の根本的解決にもなっていないだろう。

 しからば、問題の根底にあるものを考える。すなわち「しゃぶしゃぶ温野菜」がどういった組織機構の中に組み込まれており、今なお従業員をしゃぶしゃぶしているのかを考えなければならないのである。

 

DWE Japanだよ、しゃぶしゃぶ温野菜

www.lowlowlow.link

 こちらのブログがわかりやすくまとめてくれているが、今一度こちらでも再構成してみたい。

 まず、「しゃぶしゃぶ温野菜」というブランドである。

 これはDWE Japanというフランチャイズ運営会社が作り上げ、運営を続けているブランドであり、

かしこまった雰囲気で、価格的にも敷居の高かった“しゃぶしゃぶ”。そんな常識をくつがえし、「しゃぶしゃぶ温野菜」は、質の高い美味しいお肉と豊富な種類の野菜をお腹いっぱい食べられ、かつ気軽に行けるしゃぶしゃぶ店として、2000年に1号店を開業。現在では国内約400店舗、海外アジア地域を中心に、約10店舗展開しています。

   出典:http://www.colowide.co.jp/corpo/strategy-growth-reins.html

といったように、かなり大規模なチェーン展開を行っている。

 

 今回、「『しゃぶしゃぶ温野菜』って言うなよ! 絶対に言うなよ!」と素敵なパスを出してくれたのは、このDWE Japanの川井直社長のようだ。

これだけでも十分すぎるほどに酷いのですが、さらに輪を掛けて酷いのがDWE Japanの川井直社長の口頭弁論でした。

   出典:http://news.livedoor.com/article/detail/12021209/

 

レインズインターナショナルでもあるよ、しゃぶしゃぶ温野菜

www.colowide.co.jp

 このDWE Japanであるが、さらに親会社が存在する。それが株式会社レインズインターナショナルだ。

 上記のページを見てもらえればわかる通り、数多くの有名ブランドを運営している。

「しゃぶしゃぶ温野菜」以外に何があるか、ここに書きだしてみよう。

 

・炭火焼肉酒家「牛角」

・居酒家「土間土間」

・居酒家「かまどか」

・「ぶっちぎり酒場」

 

 行ったことはなくても、店名は見たことがある、聞いたことがある。

 そういう方も多いのではなかろうか。

 特に「牛角」は600店舗以上を展開し、「しゃぶしゃぶ温野菜」の温野菜以上に温まっている。

 焼肉チェーンとしてはかなりポピュラーな存在であるといえよう。

 

 しかし、レインズインターナショナルの上にも親玉が存在するとしたら?

 あるいはここにすべての原因があるのでは?

 

頂点はコロワイドだよ、しゃぶしゃぶ温野菜

www.colowide.co.jp

 そうしてたどり着くのが外食総合プロデュース企業、株式会社コロワイドである。

 特別目的会社レックスを通じた間接出資ではあったが、2012年にレインズインターナショナルとして連結子会社化した。

 このコロワイド、レインズインターナショナルの他にもブランドを抱えている。

 すべて挙げているとキリがないので、いくつかご紹介しよう。

 

・手作り居酒屋「甘太郎」

・「やきとりセンター」

・地酒とそば・おでん「三間堂」

・「ステーキ宮」

・「カルビ大将」

・カラオケ&パーティー「時遊館」

・かっぱ寿司

 

 2014年に買収した「かっぱ寿司」の存在感が大きい。

 もしかすると、「かっぱ寿司では今日もかっぱが酷使されている」という噂は本当なのかもしれないが、さすがにそれは飛躍しすぎだろうか。しかし、包丁で肩を刺されてはいないだろうかと心配してしまう。かっぱ巻きの量を考えると、それ以上に凄惨な事態かもしれないが。

 

どうなる、しゃぶしゃぶ温野菜

 しゃぶしゃぶ温野菜>DWE Japan>レインズインターナショナル>コロワイド

 このパンくずリストが出来上がったようである。

 階層構造を考えれば逆のような気もするが、そこはおいておこう。

 ともあれ、DWE Japan社長が言うように、「しゃぶしゃぶ温野菜」だけが問題の中核ではないのかもしれない。ざっくり言ってしまえば、牛角や土間土間も怪しいということになる。

「しゃぶしゃぶ温野菜」がブラックバイトかどうか。彼らが誠実か不誠実か否か。法的な判断を下すのは裁判所だが、印象を決めるのは皆様ひとりひとりである。ぜひともあらゆる情報を勘案した上で、裁可を下していただきたい。

 

 個人的な感想で言うなら、やはりひとつのブランドだけの問題ではないのでは?

 そう感じてしまう。

 レインズインターナショナル。コロワイド。

 あまり注目されることのないこれらのワードに、いささかの注意を払う必要があるかもしれない。

 それが「しゃぶしゃぶ温野菜」を結果的に救うことになるかもしれない。しゃぶしゃぶは長く湯に浸していてはいけないのだ。さっとくぐらせて上げてあげねばならない。

 

 本稿は「『しゃぶしゃぶ温野菜』だけじゃないんだ。みんな、わかってくれ……!」というDWE Japanの心の叫びを勝手に脳の中で聞いたので、しつこいくらいに「しゃぶしゃぶ温野菜」を強調させていただいた。

 やはりキーワードであることに間違いはなく、すべての発火点であることに疑問を差し挟む余地はない。

 だが、ここから一気に巨大な労働争議になるかもしれないし、新たな時代を切り開く一端となるやもしれない。他方において、単一ブランドの問題で処理される可能性も否定できない。各論は各論であり、ブランドには全く問題がないのかもしれない。

 

 なので、事実だけを改めて並べるものである。

  しゃぶしゃぶ温野菜 DWE Japan レインズインターナショナル コロワイド

  しゃぶしゃぶ温野菜 DWE Japan レインズインターナショナル コロワイド

  しゃぶしゃぶ温野菜 DWE Japan レインズインターナショナル コロワイド

  しゃぶしゃぶ温野菜 DWE Japan レインズインターナショナル コロワイド

 これらのワードの関連性は厳然たる事実である。ウソをつかない。

 よって、本稿の表題もそのままとした。別に考えるのが面倒だったわけではない。いや、半分は面倒だった。

 

news.ameba.jp

 現状、「鴨が葱を背負ってやってきた」感のある「『しゃぶしゃぶ温野菜』の名前は出すなよ!」騒動。略して鴨しゃぶ。奇しくも「しゃぶしゃぶ温野菜」では鴨しゃぶ食べ放題キャンペーン中らしい。

 果たしてどんな結末を迎えるだろうか。

 そもそも結末があるのだろうか。

 労働問題の闇は深い。