パラリンピック競技のボッチャってなんじゃ?
- ゴールボールとか車椅子バスケットボールとかはわかるんですが
- パラリンピックならではの競技「ボッチャ」
- これがボッチャだ!
- カーリングみたいという認識は同じだったボッチャ
- ボッチャ動画
- ボッチャにドラマあり
ゴールボールとか車椅子バスケットボールとかはわかるんですが
エンヴェル・ホッジャならわかるんだけどなぁ……。
何をいきなりと思われるかもしれませんが、きっかけは以下のページ。
もうすぐ始まるリオデジャネイロのパラリンピック。
その選手名簿が公開されていたので、つららららーっと見に行ったのです。
まず、オリンピックと変わらない競技もありますね。
アーチェリー、陸上競技……。
そして目に止まった競技、それがボッチャ。
ボッチャ?
ポッチャマじゃないよな?
なんじゃ?
パラリンピックならではの競技「ボッチャ」
いらすとやさん、ボッチャのフリー素材なんて作ってた!
しかも、パラリンピック開催年でもない2014年に!
すごいな……と改めて思いました。
おっと、本題から外れてしまいましたね。軌道を修正しましょう。
ボッチャで検索したところ、日本ボッチャ協会のホームページ(の「ボッチャとは?」ページ)がヒットしたため、こちらを見てみることに。
ああ、うん、ええ……?
コートの図を見てもわかるようなわからないような?
ということで、さらに検索。
おっ、これはわかりやすい!
そんな図表つきの解説が、社団法人日本ユニバーサルボッチャ連盟のホームページにありました。
これがボッチャだ!
投擲型のカーリングって感じみたいですね。
なるほど、これだと重度障害者でも楽しめる。この図解にもある通り、パラリンピックでは障害が重い人に限定しているようですが、健常者も軽度障害者も含めてやってみたいスポーツですね。
カーリングみたいという認識は同じだったボッチャ
スポニチも「まるでカーリング」って言ってた! 被った!
ラテン語のボールを語源とする「ボッチャ」は冬季五輪競技のカーリングを想起させる、パラリンピック特有の競技だ。重度の脳性まひや四肢重度機能障がい者のために行われるもので、88年ソウル大会から正式競技入りしている。
という内容。ボッチャはラテン語なんですねえ。先の日本ボッチャ協会のホームページにも「ヨーロッパ発祥」とあったので、納得です。
他方、88年から正式種目だったとは……。
これまでパラリンピックに関しては「へえ、この人がメダル取ったんだ」くらいの意識しかなかったことが露呈してしまいました。
テレビ中継はあるのかしらんと思って調べてみましたが、どうも無い様子。残念。
ボッチャ動画
ボッチャの紹介動画がありました。
うまいな!
継続的にやってるってことでしょうけれど、脳性麻痺の方の投擲や操作でここまできれいにプレイできるとは……!
これは運動不足の私がやったら惨敗しそうです。
こういう動画もありました。
ああ、そうか。カーリングよりさらにペタンクの方が近いのか……!
最近(といっても相応に前)ペタンクを見たのはトップギアだったと記憶しています。ベトナム縦断だかの時。星条旗カラーのバイクでツーリングという鬼のような仕打ちが発動した回。ブリティッシュジョークはきついぜ。
こちらは高齢者の方がボッチャを楽しんでいる様子。
より実践感覚でボッチャを知ることができました。子どもといっしょに遊ぶのにも良いんじゃないかしらん。いや、子どもの場合はもっとエキサイティングな要素がないとつらいかな……。
得点の基準となるジャックボール(白いボール)が移動するのが面白い点ですね。戦略的にいろんな展開が楽しめるでしょう。
ボッチャにドラマあり
テレビ中継はないボッチャですが、そこに人が介在する以上、様々な想いがあるようです。
こちらは2016年1月の記事。そのため、まだリオパラリンピックへの代表権が未確定な状況だったようです。
しかし、記事にもある通り、エースの廣瀬隆喜選手が強烈に牽引し、自身3度目のパラリンピック出場を決めた形になりますね。
6月、アジアオセアニア選手権(香港)のチーム戦(BC1/BC2クラス)で銅メダルに輝くと、ボッチャ・ワールドオープン(ポーランド)のチーム戦で初めての金メダルを獲得。個人(BC2クラス)でも銅メダルに輝いた。また、7月にはボッチャ・ワールドオープン(韓国)の個人戦で銀メダルに輝くなど、強豪アジア勢の中でも安定した成績を残している。
ワールドオープンで銀メダル! 個人戦でも銀や銅!
実にすばらしい成績。東京都言わず、このリオで大きいところを狙えるのでは?
記事にも「強豪アジア勢」とあるからには、そこで良績を残したことは非常に追い風になるでしょうし。
ちなみに、文中のBC2クラスとは障害の程度でクラス分けが成されているとのこと。車椅子バスケでも点数制がありますし、このあたりは体重別のようにくっきり分けてきますね。
とはいえ、アスリートはやはりアスリートなのだと、パラリンピアンの皆さんの躍動を見ていて感じること多々です。
NHKの首都圏ネットワークでも特集があったというボッチャの記事もご紹介。
ボッチャ日本代表の高橋和樹選手が次のように語っています。
「一番いい色のメダルを取るということが、みなさんに対しての恩返しだったり、返せるものだと思うので、そこで一番よい結果を残せるように頑張りたい」
野心にあふれた言葉……!
ぜひとも全力を出し切ってきてほしいと感じました。
リオパラリンピックは2016年9月7日に開幕。NHKでは8日(木)の朝から開会式の様子を生中継するようです。
その他競技もLIVE及び録画含め、総合やEテレ、BS1で放送されるので、可能な限り視聴して「熱」を受け取っていきたいですね。